関節リセットストレッチ ターゲットは筋肉と筋膜と関節 Vol.8 アキレス腱の違和感

■ええかげんにせーよ!その①

今回はアキレス腱のコンディショニングについてです。

 

アキレス腱は、私が経験した怪我の中では、椎間板ヘルニアからのギックリ腰に続いて回数が多く、症状も深刻な怪我の1つです。

私の怪我は、アキレス腱の断裂ではなく、腱及び腱周囲の炎症でした。

「もう少しでも体重を掛けたら切れるのではないか?」という痛みと腫れで、アキレス腱にもう1つの心臓が出来たかのようなドクンドクンと脈打つ感覚があります。

その個所は、何度も繰り返し傷めてしまったため、やや肥大化し、その腱に繋がる筋も、他の隣り合う筋肉よりも何倍も早く疲労し、早く固まる性質に変性してしまいました。

 

なぜそんな怪我をして、なぜそんなに何回も同じ怪我を繰り返したか?ですが、理由は2つあります。

1つは、私が、自分で自分の身体を何度も破壊できるぐらい、無知で、どMでどSだったから。

もう1つは、誰も本当に有効な治し方と、再発防止策を教えてくれなかったからです。

 

私は本当に怪我が多い身体でしたので、いろんな整形外科や、マッサージ、整体、カイロに行きました。

整形外科に行けば、痛み止めと湿布と、超音波を10分ぐらい当てて2週間ぐらいは安静にしてください、で終わりです。

2度3度と同じ怪我を繰り返していたので、「どうやれば再発しないように予防できますか?」と、その都度医者に聞いたのですが「しっかりアキレス腱のストレッチをしてください」という回答は変わりませんでした。

「なぜか?」 私の足首は一般の人より固く、アキレス腱が伸びるより前に、足首の付け根が詰まってしまうからです。

私が接した医者は一般論を話していたのでしょう。しかし一般論が通じない身体もあります。

2度と同じ怪我を繰り返したくないという思いや、また全力でスポーツがしたい、という気持ちは誰よりも強く、本当に心からどうにかしたいと思っていた私に対し、単なる1人の患者で、その患者にだけ特別時間を割き、解決方法を考えるなんて、非効率的で面倒くさい、と思われていたのでしょうか?

或いは、治し方なんて分かっていなかったのでしょうか?

 

医者に限らずトレーナーも同じで、何十年に渡って、どれだけ多くの人を診ていたとしても、暗記した知識の範囲内でしか物事を考えないのなら、ほとんど成長はないと言っても過言ではありません。

故に特例には誤魔化すだけで対応できないでしょう。

そんな医者はいないと思いますよー。いないと思いますけど、肩書だけ立派で、経験だけ長く、プライドと自己顕示欲が強くて、分からないことを分かりませんと言えないような医者がいるとしたら「ええかげんにせーよ」と言いたいのです。

 

そう言われたので、下のようなストレッチを行い、膝を伸ばした状態と曲げた状態で、腓腹筋とヒラメ筋の両方にアプローチしていました。

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後ろの方の足のつま先の方向も、内側に向けた状態と、外側に向けた状態で行い、それ以上のヴァリエーションは他に無いだろうというぐらい、いろんなアキレス腱のストレッチを入念に行いました。

しかしその後も、何度となくアキレス腱は炎症を起こしました。

因みにアキレス腱の炎症には、応急処置的に踵を高くすると、松葉づえ無しで、日常生活ぐらいは送れます。

踵の角度が鈍角になることで、アキレス腱の圧迫具合が軽減されるからです。

ただ、これで半日でも過ごすと、お尻の筋肉が固くなります。連動して腰も痛くなりますし、前腿にも負担が掛かっています。

 

だからこそ気付けたことは、常日頃からハイヒールを履いている女性は、アキレス腱、お尻、腰、膝に、痛みや違和感を抱える人が多くなる、ということです。

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ファッションで短時間なら良いのですが、長時間履いた場合は、必ずセルフケアをしてください。

 

 

■ええかげんにせーよ!その②

では治療院と称されるマッサージや整体やカイロではどうか?ですが、結論から言いますと「ええかげんにせーよ」です。

まず原因については整形外科よりも、それはそれはいろんな事を説明しようとしてくれます。

「ハムが固いせいですねぇ」「これは腰からきてますねぇ」「肩甲骨から連動して」「骨盤の左右差が」などなど、色んな理屈を聞かされました。

「理屈はどうでもいいから、治してくれよ」と言うのが、今の私の回答です。

治療院に通っている時に治るのは、自然治癒力なのか、施術のお陰なのか分からないなぁ、ぐらいの回復力です。

しかし同じ怪我を繰り返すことで「こりゃいくら施術を受けても根本的には治らないぞ」というのが分かりました。

このような経験から、私は1つの大きなミスを犯していたと気付き、1つの大きな疑念を抱くことになりました。

 

・大きなミス。大きな疑念。

私が犯していた大きなミスは、「自分の怪我なのに、他人に治してもらおうと思っていたこと」です。

動かなくなっている身体のある箇所を、最終的には自分で動かせるようにしたい訳です。

最初は他人の補助があったとしても、最終的には自分の脳からの指令で、思い通りに身体を動かせるようにしなければなりません。

人に動かしてもらって、はい、ラクになったでしょって、それ将来的にどうするの?って話です。

本当に治そうと思うのなら、最後は自分で治すという覚悟が必要不可欠なのです。その覚悟を私はしていませんでしたし、誰もそう言ってはくれませんでした。

そのことから同時に抱いた大きな疑念は、この人達は、自分達に依存させることを優先させて、本気で私の怪我を治そうとはしてくれていないのでは? ということです。

教えてもらったストレッチを、私は執念深くしましたし、月に1回は通えと言うので、欠かさず通っていましたが、その時も同じように怪我を繰り返していました。

乱立する治療院の数や、慢性的な痛みで悩む人の数、また待合室にいる人たちの覇気のない顔を見ていると、今まで教えられた事以外の何かを取り入れないと、治らないし、依存して無気力になっていくだけだなぁと、これまで以上の危機感を覚え、一般的な情報との一時的な決別を決意しました。

 

・アキレス腱に即効利くのは「ふくらはぎ」と「足の裏」

「こことここが連動していて、ここに歪みがあって、ここが固いから・・・」と理屈ばかりこねる人には、うっせーコノヤローと言いたくなります。

確かにアキレス腱以外にどこか悪いところがあって、それを放置していたから、結果としてアキレス腱に痛みが現れたのでしょう。

間違いではありませんが、最も関連性の高い悪い箇所は、間違いなくアキレス腱に直結している筋肉群なのです。

遠く離れた箇所をごちゃごちゃいじくるのは、痛みが引いてからでいいでしょう。

医者もトレーナーもセラピストも、自分の持っている知識をひけらかしたいおバカなお利口さんなのか、物事を複雑に説明する人が多いです。

シンプルかつ自分で治せる方法があればそれが一番でしょう。

自分に依存するお客様が減っちゃうからでしょうか? そんなことでビビってる人間は、絶対的にこの仕事に向いてないので、すぐに辞めていただきたいと思います。

 

 

私がアキレス腱のケアで、最も有効だと感じたコンディショニングは、ふくらはぎと、足の裏をほぐすことです。

まずふくらはぎ。ボールの上にリラックスした状態でふくらはぎを置き、前後、左右にゆっくりと動かして、痛む箇所を探します。

特別痛む箇所が見つかったら、そこにボールを当てた状態で止め、足首をゆっくりと慎重に動かします。

足先を前後、左右、回転を加えたりして、ボールでおさえている筋肉との連動性を感じます。

アキレス腱に違和感や炎症のある人は、ふくらはぎに弦のようにピンと張った筋肉の束を感じられると思います。

そのピンと張った筋肉をボールで押し当てて、横にずらすという、これまでになかった方向へのストレッチで筋の緊張を緩め、アキレス腱への負担を軽減させます。

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足の裏も筋肉のカタマリです。靴を履きっ放しでいると筋肉が締め付けられ、本来のクッション機能を果たせなくなってしまいます。

青竹やボールなどを用いてゴロゴロ転がし、足の裏全体をほぐします。

足裏の左右もしっかりほぐしてやるのがミソです。

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この2つのコンディショニングを丁寧に行った後、歩いてみると、足の感覚が全く違うご経験をされることと思います。

アキレス腱の痛み、違和感でお困りの方は、自分で治す覚悟を持ってトライしてください。

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